自分が育った場所の写真が見れるかも ~国土情報ウェブマッピングシステム~
おもしろいサイトを見つけました。
http://w3land.mlit.go.jp/cgi-bin/WebGIS2/WF_AirTop.cgi?DT=n&IT=p
国土情報ウェブマッピングシステム(試作版らしいです)
ちょっと操作性は悪いけど全国の国土調査の航空写真の検索サイトです。
撮影年代も色々あって、生まれた頃と現在の地域の成長具合が見れて面白いです。
自分が通った学校や家が見つかった時は涙もんです。
※ブツヨクとは関係ないです。強いて言えば懐古欲かな。
2番手の美学Ⅱ ~シチズンスーパーデラックス~
シチズンスーパーデラックス 1960年代製? 14K 手巻き
あーもう勢いが止まりません!
先に「シチズンも集めてみようかな」と言った先の根も乾かぬ内に、
気がつくとこいつが腕にはまってます。
「シチズンスーパーデラックス」
なんてったって、スーパーでデラックスですから!
なんて隔世感がしみじみあるネーミング。
頭文字なら「SD」。
星野SDもその略か。
ホシノスーパーデラックス!そりゃ巨人も欲しがるわ。
、、、ということで最近僕はナベツネ状態。まあ値は張らないし、いい選手(時計)だから後悔はしないが。
この時計、はじめBANBI社の金のブレスが着いていて、正に「金ぴか先生」って趣き。
昔のプロ野球選手(福本豊あたり)しか着けんのじゃないかという代物だったのですが、革ベルトに替えると案外スッキリ。
随分昔の時計なので見た目は汚いのですが、腐っても鯛。
時間も正確やし、ぜんまいを巻く感覚は重厚で「高級品」だったんだなあと実感します。
しっかし見事にシチズンはセイコーに対して対抗馬を用意してる、
というかスリップストリームというか。
かといって抜き去ることは無い絶妙のバランス。
なんかビール業界を始め、あらゆる業種業界でも似ている気がします。
どこかが良い製品を出したらそれに必ず追随する逆の潔さ。
ひいては談合ちゅう話もあるが、民間のビジネスモデルとしては見習いたい点もある。
元来日本人の特性はここにあるのではないか!?
深く調べてみたくなるテーマです。
と、時計を買いすぎてる事をテーマを発見して昇華しようとしてるだけですが。
つづく。。のか。
2番手の美学 ~シチズンLEOPARD~
シチズンLEOPARD 1970年代製 自動巻き 22石 SS
今回購入したのはセイコーが長男ならばその次男坊的存在と言われるシチズンです。
「セイコーファイブ」に見習って「シチズンセブンスター」とか、結構面白い。
セイコーのシンボル「獅子」に対してシチズンはLEOPARD「豹」。
微妙にこれもパクッてる気がする。
だけども存在感はしっかりあって、詳しい事は解らんが、精度もセイコーと遜色ないのだろう。
このLEOPARDも見てて飽きない、シンプルで清潔感のある良い時計です。
2番手の一歩引いた侘び寂びを感じます。
こうなると(どうなると?)シチズンもちょっと集めてみようかな。という欲望が沸いてきます。
そして改めてセイコーの懐の深さもすばらしい!
高度成長期って「真似でもなんでもいいから皆んなで日本を盛り上げよー!」みたいな気概があったんでしょうね。
最後にこの時計のキモは曜日表示の「土」ですね。 うーん、ドメスティック!
ハウメニーいい顔 ~セイコーGS~
グランドセイコー5645-7010 1970年代製 SS 自動巻き
以前書いた僕がセイコーのとりこになったきっかけである父親の時計です。
結納時計なので父にもそれなりの思い入れがあるはずなのですが、倉庫にほったらかしで、ベルトは無いし、風防もぼろぼろでひどい扱いだったのをもらってきたものです。
以来ずっとキレイにしてやろうと思ってたんですが、今回やっと手をかけることができました。
といっても風防ガラスを換えただけなのですが。
しかし修繕が上ってきてビックリ!写真で比較して見るとその差歴然!(画像をクリックして見てみて下さい)
GSちゃん、チョット工夫でこのうまさ!
しみや焼けが多少あるので、新品同様とは言わないが、すっかり見違えました!
修繕は自由が丘の名店「アライ」さんでお願いしました。
せっかくなんで父に返そうかと思ってます。
世界まるかじり! CASIO WORLDTIME
CASIO WORLDTIME 643・893 品番W-50U クオーツ 1990年代製?
今日は仕事で午前様。土曜日なのに・・・ふう。
でも、25時間テレビで紳助さんまの160キロ級キャッチボールトークが見れてるので、それはそれでよしとしよう。
・・さて、今回は CASIO WORLDTIME です。
こいつはほんとに優れもの!世界中の時間が一瞬にして確認できちゃいます。
ロンドン、パリからロス、シカゴ、ドバイ、テヘラン、果てはパゴパゴ(こりゃどこや?説明書に書いてある)まで!
おまけにロンドンが世界標準時で日本の時差は+9時間てゆう、小学校の地理の知識も再認識。
世界中のどこでもすぐ時間確認できるってのは素敵ですね。
外国の友達やクライアントへの連絡もこいつがあれば、気を使わない時間を確認できるのでいいですね。
僕は純日本コネクションなので必要ないですが。
よく時計を見たら「MITSUI&CO;LTD.」と書いてある。
三井商事のなんかの記念品の様です。これはプレミアがつくのだろうか。つかないだろうな。
今回の教訓:「知らなくても生きていける事って結構多い。」
時計の振り見て、我が振り返る
ALBA QUARTZ SS 品番Y709-4000 クオーツ 1980年代製?
デジタル時計。といえば。。
なーんか無機質でトゲトゲしく面白みが無い。
安くて、その辺のおっさんが着けてる時計。ダサい。使い捨て。
DJ気取りのサイバーにーちゃん。
そんなイメージもあってか最近まで全然興味が無く、むしろ敬遠していました。
しかし、ここんとこ急に自分自身デジタル時計に気持ちが向いてきました。
何故だか全く理解できぬままに。
で、いつもの中古屋で時計を物色していたところ、こいつが出てきました。
ALBA QUARTZ デジタルウォッチ。
文字盤が僕の好きな青色であることを除いては全く何の変哲もない普通のクオーツ時計。
なんで買ったんだろう。てじなーにゃ?
そういやあ、デジタルって昔、やけに欲しがったよなー、おばあちゃんがアナログの時計買ってきたら、
「こんなんいらんわ!」とか
「山田君が持ってる、時間のところが電気光るやつじやないとあかん!
うえ~ん。(足ばたばた)」とか
今から考えると悪魔以外の何者でもない発言を繰り返してた気がする。
(おばあちゃんごめんな。)
みんなと同じじゃないといやで、みんなと同じやけどチョット違う、もしくはチョット高いってのがステイタスだったアノ頃。
ここでよーく考えよう。
デジタルって無機質でダサいけどそれって、自分と一緒なんじゃないの?
アナログの機械時計って自分勝手で独立独歩ってイメージがあるけど、
それって自分の果たしえない幻想なんじゃないか。
小さい頃に考えたり行動していた事を振り返るとほとんどが恥ずかしくって情けない事が多いけど、世間ズレしてない分、自分の本質に近いのかな。
学生時代でいうとスポーツで争ったり、社会人でいうと他人と差をつけることでしか認められなかったり。
そうこうして自分の評価が他人にゆだねられてゆく。
そりゃそうなんやけど。
でも、それでたまに勝ったり、褒められたりすると調子に乗っちゃうから自分を見失うのかな。
でも結局自分は時差が許されるアナログ時計じゃなくコツコツ確かな時を刻むデジタル時計。
勝ったり負けたりのシーソーですな。
なんか寒い結論やけど、人生って奇をてらわず、チョットでも光る部分があればいいんじゃない?
自分は天才(機械式時計)じゃないんやから。
人事を尽くして天命を待つ。できることやってたら他人が評価してくれるよ。
この時計であればチョット素敵な青い文字盤のように。。。
初!オーバーホール セイコーコーラス
SEIKO コーラスカレンダー
17石 1970年代製 手巻き
こいつも目黒の中古屋さんで買いました。
当時は角型の時計に目が無く、ついでにセイコーと言う事と価格があまりに安かったので、ついつい買っちゃいました。
平日でも赤い日付表示が特徴です。
ところが、買って2,3日使ってたら突然動かなくなりました。
ネジを巻いても巻いても微動だにせず。
アンティークだもの。そうこなくっちゃ!
こいつは世にゆうオーバーホールってやつをしなければ!!
注:オーバーホール[overhaul] (名)スル
一定の使用期間を経た機械・エンジンなどを分解して検査・修理すること (大辞林より抜粋)
さっそく近くの時計屋へGO!
おじさんに見せたところ、
「これはヒゲゼンマイがくちゃくちゃでほっといても動く事は無いね」
「この年代くらいからクオーツが主流になってきて、機械式は力を入れなくなってきていて・・・
・・・云々かんぬん・・・(5分くらい)」
その頃僕は「オーバーホール」で頭がいっぱい。おじさんの薀蓄も上の空。
ひとしきり話しが落ち着いたところで、
「オ、オーバーホールお願いしたいんですが!」
そしたらおじさんこう返す。以下お:
お;「こんなのオーバーホールする人いないよ。」
(・・・えっ、こんなの。。セイコーなのに?30年モノなのに??逆におじさん見る目ないんじゃないの?)
でも僕はもう止まらない。以下ぼ:
ぼ:「いいんです!この時計気に入ったんです!」
(あーそこまでは思い入れないのに勢いでゆってもた)
お:「じやあ8000円で直すよ」
ぼ:「わかりました。お願いします。」
(おいおい、自分、何いっちゃてるの!時計の4倍してるやん~)
お:「お客さんモノ好きだなあ」
そうです。僕はモノ好きです。モノ好きだから「ブツヨク☆ウォーズ」。
お陰で今もしっかり動いてくれてます。日差±1分。
でも直って以来まったく使わず、箪笥のこやし。
結論:
こういう時計を喜んでもらってくれる女性とめぐり逢いたい、32歳初夏の候。
我ながらキショい!セイコードレスウォッチ
セイコーレディスウォッチ
15JEWELS 14KGF 1950年代製 手巻き
この年代のセイコーは「S」のロゴがいい味出してます。
写真の通り、こんなちっちゃいのにしっかり動くのがすごいなー。
裏フタ開けて機械を見るとその技術に感動モノです。
手で簡単にパカパカ開くので防水とかは一切無理でしょうが。
このラインが現在のルキアなどに続くのでしょうか。
眺めていて飽きない時計なのは確かです。
購入時はホコリやなんやらで汚かったんですが、30分ほど磨いて少し光が戻りました。
日差もほとんど感じないのは、さすが世界のセイコー、大したもんです。
最近、ドレスウォッチにも興味を持ってます。その機械の精密さと、男が付けてもブレスだと考えればいけそうな気がして。
でも・・・付けて見て解りました!いけません。キモい・・
踏み出してはいけない領域です。
でもまだ革のブレスと合わせればいけるんじゃないかという気持ちがどこかで疼く。。
。。ピーコです。。。
この時計は真夜中まで開いてる目黒の中古品専門の店で買いました。
たまに掘り出し物があるのと、深夜二時くらいまでやってるので、気に入ってます。
ここでも色々買ってるので、また紹介します。
シンプルの永劫性
1960後半~70年代製 手巻き
このグリュエンは前述の僕が大枚はたいて買った時計に値段をつけてくれなかった仕事でお世話になってる時計屋さんから買いました。
10KGFです。10金の金張り(ゴールドフィールド)。
この時期は機械式からクオーツへの移行の過渡期と思われ、機械式でもその薄さや軽さを競っていたようです。
ちょうど、バシュロン・コンスタンタンのセミフラットやパテックのクンロクやセイコーマーベルなどのシンプル時計に心が囚われてた時に出会って、僕がスモールセコンドに弱い事も知っているが如く飾ってあり、金額もお手頃だったんで、つい買ってしまいました。
価格(9000円!)の割に汚れはインデックス周りに多少黒い点々があるだけで、時間もほとんど狂いは目立ちません。
お客さんながら良い品を安く提供してる!僕の渾身で買った時計を瞬間で酷評するだけの事はあるなと、仕事上ではCLに対する安心感が生まれた一品です。
金のフェイスに茶リザードのストラップがよく似合ってます。
ストラップは黒に変えてみたりもしたのですが、金フチ、イエローゴールドフェイスに黒ストラップだとめっちゃオッサン時計になったんで、購入時のものに戻しました。
実際、あまり着用する機会はないのですが、日付も数字もない「バーインデックス」のドシンプルな佇まいは、虚飾に満ちた僕の物欲に撃鉄を起こされている様です。
「もう時計はその辺にしとけよ・・・」 (高倉健調で)
でも、その永劫性に落ち着き、時計の旅を終えるにはまだ時間もお金も掛かりそうです。
今はセイコーのツノクロノグラフが欲しい!オメガのスピードマスターも欲しい!部長くれ!