その刹那、気の迷い
新!仮装大賞
タカラ社 2004年 中国製 1、980円
ああ、何で君はここにいるの。。
君の居場所は僕の会社机なんかじゃなく、
結婚式の二次会や学生のコンパパーティーで、
笑いと恐怖の渦の真ん中で凛と輝いているはずじゃなかったの?
「えーっ、マジでーえ、、欽ちゃ~ん、晋也カントクに何とか頼んでよ~」 とか、
「○○ちゃん、この合格の勢いでどっかしけこんじゃおうよ!」などなど、
それらを想定内で作られたんじゃないの!!
あああ、それは僕がごめんなさい↓
あの日あの時あの東急百貨店のおもちゃ売り場で君に会わなかったら、
僕等、会社で《ラメラメのスーツに蝶ネクで舞台ですべってヘコんでる芸人》みたいな辱めを受けずに済んだのに・・・
今頃君はどんなパーティーシーンでも
「アイツが出ないと盛り上がりに欠けちゃうなー」とか、
「彼が来ると場が締まるね!」みたいな
金さんで言う所の《サクラ吹雪状態》だっただろうに。
でも僕が悪いんじゃない!
ni-ケースケ(息子1歳四ヶ月)がアンパンマンのブーブーカー(フレーベル館社製)を欲しがったから。
息子にせがまれると行っちゃって買っちゃうのが親じゃない?
家に帰るとそのおもちゃには一切手を触れず、見向きもせず、
小汚いフライパンに夢中な事が判ってても。
レジでお金払ってたら横に君がいたんじゃない?
「うん、これは会社に持っていって何かの表彰につけコイツで判定すれば職場も一瞬憩うんちゃうか!」
そのテンションで買うじゃない?テンション重視の生き方だから。
家に帰って早速試すと、
「ブ、ブ、ブブブ、ブブブブブ、ブブブブ、ブ、テテンッテテンテテテテ~ン!」
おまえ(ケースケ)合格!パパ楽しい!!
「ブ、ブ、ブブブ、ブブブブブ、、、、プ~~ン↓」
あなた(嫁)不合格!! 日ごろ伝えれない事もこのリズムに乗せれば言えちゃうよ!
・・・・思えばこの時が最高潮だったよね。正直30分で飽きちゃった。
あくる日会社に持っては来たけど、箱開けるのが恥ずかしい。。
そして、
「ブ、ブ、ブブブ」
あっ、この時点でスベッてる!
もう気付いたときには手遅れでした。ていうかぼんやり気付いてた。
「プ~ン~↓」
君も僕も不合格!
やっぱり営業と一緒で何事もTPO。これ間違うと全て駄目。実際それでよく仕事逃してるやん。
君(仮装くん)! Tも、Pも、Oも、全て間違ってるじゃない!!
ここに居るべきじゃないよ!ユタは田舎じゃないよー!(デリカット調)
ごめん、そんなつもりじゃなかったんだ。。君となら何処でも誰とでも楽しめると思ったんやけど。。
・・・というわけで、これ要りません。。
アンティーク時計との遭遇
GRUEN 1930~40年代製 手巻き 14KGF
この品は僕がアンティーク時計の玄関を結果的に開けてしまったきっかけです。
元々は時計への執着が薄く、たまに買っても呑んだら無くす、呑んでないのに無くすという『今松方っぷり(めっちゃプチ)』を発揮してました。
ところが何かの腕時計の特集を読んで、急に時計が欲しくなり、その中でも「カルティエのタンクアメリカン」に魅せられてしまいました。
ただ、その時点でカルティエは無理なのが解っており、「金の角型で黒ベルトの形が近い時計を買おう!」ということになりました。
初めに目をつけたのが「TISSOT バナナウォッチ」でした。
時計屋に行ったところ金額が6万円近いということで、これは初心者には高級すぎると諦め、前に人から「アンティークは見た目の割に安いよ。」という天の声(?)を思い出し、先のブログで出てきた自宅近くの時計屋さんへ行きました。
ガラクタの様に時計が折り重なっており、「こりゃうまくいけば一万円くらいで手に入るかも?!」という思いでモノを物色しまくったところ見つけたのが「GRUEN」でした。
軽い気持ちで手に取ったのが一里塚。 タンクアメリカンやバナナウォッチへの思いは吹き飛び、このGRUEN(その時はなんと読むのかもわからなかった)に引き込まれてしまいました。
今思えば魔力だったのかも知れませんが、その瞬間、時計屋のおじさんに「これ下さい!」
すこしホコリも被っていたので
「まあ一・二万だろう」と思っていたんですが、おじさんの返した金額に僕は耳を疑いました。
それはバナナウォッチの2倍以上の金額でした。
「うそーン!」と一瞬思いましたが、もう僕の思いは確定していました。
「明日お金持ってきます。」
そのスピード感をも楽しんでる自分がいました。。
そして手に入れたのがこのGRUEN(グリュエン)。
スモールセコンドの憎い奴。 日差±5~6分。
この時計を買ってから僕の時計に対する金銭感覚は歯車が狂いだし、その後の仕事への取り組み方すらも変えてくれた(ウソ)僕にとっては逸品です。
ちなみに仕事でお世話になってる時計屋さんに見せたら「この時計そんな高い金額しないよ。」と言われたのはご愛嬌。。
グランドセイコーとの邂逅
57グランドセイコーカレンダー 手巻き
品番5722-9990(SS) 1966年製
僕がSEIKOにハマるきっかけになったのが今年のお正月、実家に帰省した時、倉庫に紛れ込んでいたのを何の気なしに拝借してきた父親の結納時計のグランドセイコーを発見したのが発端です。
それは56GSでした。
昭和47年当時の金額で4~5万円くらいと言ってましたが、その頃の大卒の初任給が8000円程度なので、父にとってはタイブユアバディの試みだったのでしょう。
僕も発見当時は海外のアンティーク腕時計にしかはまってなくて、風防も傷だらけ、文字盤も焼けまくってたので、
「まあ日本製もコレクションのひとつに入れてやってもいいか(何個も持ってないくせに)」
という程度の思い入れだったんです。
しかし、よくよく眺めていると30年以上前のモノなのに時間にほとんどずれが無い。デザインにも無駄が無い。
こいつはもしかすると・・・
そこで、色々と文献等を調べてるうちにその歴史に奥深さを感じはじめ、気付いたら完全にSEIKO(特にGS)のとりこ。
今ではセイコーの文字を見ただけでドキッ!です。
日本人は黙ってセイコー!といったところでしょうか。
あと結納時計だったということで両親の歴史とともに歩んできた一品(倉庫に眠ってたので一緒にとはいえないでしょうが・・)なので、なおさら感情移入してしまったのもあります。
ちなみに僕と同級生(1972年度)。
今回UPした57グランドセイコーは祐天寺の時計屋さんで見つけました。
この年代のものでは今まで見た事無いくらいキレイな状態でお気に入りです。
日差±1~2分。
本日の格言
「人生に迷った時は迷わず時計を買うのがいいんだな」 み・つ・お
・・・もちろんウソ。
僕のマイペースな携帯電話
2004年製
年末に通話ポイントを集めて手に入れたVodafone 702NK ノキアの製品です。
単純にかっこいーのとパケット定額にしたくて3Gにしたのが運のつき。
まず、着信のONとOFFが逆。
初めは着信が来てもすぐ切ってばかりで、
お客さんから「お前なめてんのか!」と大目玉。。
・・・でも、まあ外国製やからしやあないか、ちょっと人と違って面白いし、と納得。
お次は携帯のコンテンツが3Gは対応できてるものがほとんどない。
今まで楽しみにしてた「元祖!でぶや」のケータイサイトも入れない、、
ボーダフォンの売りだったステーションも知らない間に消えていた。
・・・うーん。でも、今までパケットのしすぎで、家内に毎月、毎月大目玉くってた事を考えると、精神的には楽やし、まあいっか。
その次はメールやインターネットがメモリーが一杯で開けませんの表示。
・・・調子に乗ってメールや写真を保存しまくってたからこれは仕方ないか。削除して軽くなって解消。
、と思いきやメールも全く空なのに同じ表示が!!
・・・・う~ん。う~ん。一度メモリーフルになったらスムーズには進まなくなるのか、一回ボーダフォンに聞いてみようとショップへGO!
相談したところ、「実はNOKIAの機種は私どもでは把握できない事が多く、直接NOKIAに聞いてください」
との回答。
う~「僕はNOKIAと契約してるじゃなくボーダフォンと契約してるんや!!」
という言葉を胸に押し殺し帰宅。
・・・まあずっとコンテンツが開けない訳ではなく、僕もいそがしいし、ひとまずは置いとこう。
そして最近。。。メールを開くと電源が切れる。再起動は電池パック開けて入れ直さないとできない。
!!!OH!この携帯マイペース!!自由すぎるわあぁぁ!!!
気の向いたときだけ通話もメール受信も可能かあああ!!!!
明日は雨で週一回、唯一の楽しみであるテニースが中止必至の為、その怨念をも力に変えて、裏切りの星に彷徨い込んだ一人の漢が再びボーダフォンショップに現れます。
もうNOKIAもボーダフォンも関係ない!
でもこの携帯、形はすごくいいんやけどねえ。。
ホビーとしてのデザイン性とビジネスツールとしての単純な機能性との狭間でせめぎ合い。(勝手に)