初!オーバーホール セイコーコーラス
SEIKO コーラスカレンダー
17石 1970年代製 手巻き
こいつも目黒の中古屋さんで買いました。
当時は角型の時計に目が無く、ついでにセイコーと言う事と価格があまりに安かったので、ついつい買っちゃいました。
平日でも赤い日付表示が特徴です。
ところが、買って2,3日使ってたら突然動かなくなりました。
ネジを巻いても巻いても微動だにせず。
アンティークだもの。そうこなくっちゃ!
こいつは世にゆうオーバーホールってやつをしなければ!!
注:オーバーホール[overhaul] (名)スル
一定の使用期間を経た機械・エンジンなどを分解して検査・修理すること (大辞林より抜粋)
さっそく近くの時計屋へGO!
おじさんに見せたところ、
「これはヒゲゼンマイがくちゃくちゃでほっといても動く事は無いね」
「この年代くらいからクオーツが主流になってきて、機械式は力を入れなくなってきていて・・・
・・・云々かんぬん・・・(5分くらい)」
その頃僕は「オーバーホール」で頭がいっぱい。おじさんの薀蓄も上の空。
ひとしきり話しが落ち着いたところで、
「オ、オーバーホールお願いしたいんですが!」
そしたらおじさんこう返す。以下お:
お;「こんなのオーバーホールする人いないよ。」
(・・・えっ、こんなの。。セイコーなのに?30年モノなのに??逆におじさん見る目ないんじゃないの?)
でも僕はもう止まらない。以下ぼ:
ぼ:「いいんです!この時計気に入ったんです!」
(あーそこまでは思い入れないのに勢いでゆってもた)
お:「じやあ8000円で直すよ」
ぼ:「わかりました。お願いします。」
(おいおい、自分、何いっちゃてるの!時計の4倍してるやん~)
お:「お客さんモノ好きだなあ」
そうです。僕はモノ好きです。モノ好きだから「ブツヨク☆ウォーズ」。
お陰で今もしっかり動いてくれてます。日差±1分。
でも直って以来まったく使わず、箪笥のこやし。
結論:
こういう時計を喜んでもらってくれる女性とめぐり逢いたい、32歳初夏の候。