時計の振り見て、我が振り返る
ALBA QUARTZ SS 品番Y709-4000 クオーツ 1980年代製?
デジタル時計。といえば。。
なーんか無機質でトゲトゲしく面白みが無い。
安くて、その辺のおっさんが着けてる時計。ダサい。使い捨て。
DJ気取りのサイバーにーちゃん。
そんなイメージもあってか最近まで全然興味が無く、むしろ敬遠していました。
しかし、ここんとこ急に自分自身デジタル時計に気持ちが向いてきました。
何故だか全く理解できぬままに。
で、いつもの中古屋で時計を物色していたところ、こいつが出てきました。
ALBA QUARTZ デジタルウォッチ。
文字盤が僕の好きな青色であることを除いては全く何の変哲もない普通のクオーツ時計。
なんで買ったんだろう。てじなーにゃ?
そういやあ、デジタルって昔、やけに欲しがったよなー、おばあちゃんがアナログの時計買ってきたら、
「こんなんいらんわ!」とか
「山田君が持ってる、時間のところが電気光るやつじやないとあかん!
うえ~ん。(足ばたばた)」とか
今から考えると悪魔以外の何者でもない発言を繰り返してた気がする。
(おばあちゃんごめんな。)
みんなと同じじゃないといやで、みんなと同じやけどチョット違う、もしくはチョット高いってのがステイタスだったアノ頃。
ここでよーく考えよう。
デジタルって無機質でダサいけどそれって、自分と一緒なんじゃないの?
アナログの機械時計って自分勝手で独立独歩ってイメージがあるけど、
それって自分の果たしえない幻想なんじゃないか。
小さい頃に考えたり行動していた事を振り返るとほとんどが恥ずかしくって情けない事が多いけど、世間ズレしてない分、自分の本質に近いのかな。
学生時代でいうとスポーツで争ったり、社会人でいうと他人と差をつけることでしか認められなかったり。
そうこうして自分の評価が他人にゆだねられてゆく。
そりゃそうなんやけど。
でも、それでたまに勝ったり、褒められたりすると調子に乗っちゃうから自分を見失うのかな。
でも結局自分は時差が許されるアナログ時計じゃなくコツコツ確かな時を刻むデジタル時計。
勝ったり負けたりのシーソーですな。
なんか寒い結論やけど、人生って奇をてらわず、チョットでも光る部分があればいいんじゃない?
自分は天才(機械式時計)じゃないんやから。
人事を尽くして天命を待つ。できることやってたら他人が評価してくれるよ。
この時計であればチョット素敵な青い文字盤のように。。。