グランドセイコーとの邂逅
57グランドセイコーカレンダー 手巻き
品番5722-9990(SS) 1966年製
僕がSEIKOにハマるきっかけになったのが今年のお正月、実家に帰省した時、倉庫に紛れ込んでいたのを何の気なしに拝借してきた父親の結納時計のグランドセイコーを発見したのが発端です。
それは56GSでした。
昭和47年当時の金額で4~5万円くらいと言ってましたが、その頃の大卒の初任給が8000円程度なので、父にとってはタイブユアバディの試みだったのでしょう。
僕も発見当時は海外のアンティーク腕時計にしかはまってなくて、風防も傷だらけ、文字盤も焼けまくってたので、
「まあ日本製もコレクションのひとつに入れてやってもいいか(何個も持ってないくせに)」
という程度の思い入れだったんです。
しかし、よくよく眺めていると30年以上前のモノなのに時間にほとんどずれが無い。デザインにも無駄が無い。
こいつはもしかすると・・・
そこで、色々と文献等を調べてるうちにその歴史に奥深さを感じはじめ、気付いたら完全にSEIKO(特にGS)のとりこ。
今ではセイコーの文字を見ただけでドキッ!です。
日本人は黙ってセイコー!といったところでしょうか。
あと結納時計だったということで両親の歴史とともに歩んできた一品(倉庫に眠ってたので一緒にとはいえないでしょうが・・)なので、なおさら感情移入してしまったのもあります。
ちなみに僕と同級生(1972年度)。
今回UPした57グランドセイコーは祐天寺の時計屋さんで見つけました。
この年代のものでは今まで見た事無いくらいキレイな状態でお気に入りです。
日差±1~2分。
本日の格言
「人生に迷った時は迷わず時計を買うのがいいんだな」 み・つ・お
・・・もちろんウソ。