男たちの晩夏・アゲイン 「サントリーチューハイ DRY」
サントリーチューハイDRY 2005年発売 アルコール分7%
いつもテニスが終わった後はお客さんの家に帰って、お酒と共にテニスの感想戦とおつまみに仕事の話(会社に怒られますね)を2,3時間というのが恒例になってます。
奥さんにとっては迷惑な話で恐縮してしまってますが。
以前に家族でお伺いした時、息子に頂いた子供用コップは彼も気に入って使ってます。(砂場でですが)
ソーメンおいしゅうございました。
そんな今回はバックハンドスライスについての考察を語っている自分に聞き耳を・・・
バックのスライスというのは、テニスを長く続けるには必須のアイテムです。
若い時は長いラリーになってもトップスピンでバンバン打ち続けて体力的に持つし、力一杯打つのが「快楽」でもあるのですが、本当に試合に勝とうとしたり、体力的に敵に劣る場合にはスライスがボディブローのごとく効果を発揮します。
技術をマスターするとスライスを打つ事自体が「快楽」で、相手のミスを誘うのが「快楽」になってきます。
テニスってのはハマッていくにつれ、性格がひん曲がってくる素敵なスポーツなのです。
大体、人のいない所を狙うスポーツですから。
スライスには2種類あります。(僕はそう思ってます)
①ストロークをつなぎ、相手のミスや自分の体力を温存させる為の
「守りのスライス」
これがゲームをメイクする軸となる武器。来たボールをスライスするというよりは、「運ぶ」という感覚。
打ち方:手首を固定しラケット面をあまり動かさない。スイングも遅くてよい。
②ポールを文字通りスライスさせる事で、相手を揺さぶり、ネットを突かれてピンチの時にはパッシングショットにもなりうる「攻めのスライス」
これはボールの横っ面半分を「切る」というより、「エグる」感覚で打てば格段の切れが出ます。
打ち方:スイングスピードを出すので多少手首を使ってもブレは補える。気合重視。
スライスとはたまですがホントにいいのが打てると、自分に酔ってしまうほどの麻薬感があるショットです。
先程から連呼している通り、テニスは「快楽」のスポーツだと思うので、
どうしてもすぐに「快楽」を求めてしまうのですが、技術も無いのに無理をすると、ミスが重なり、ゲーム全体としての「快楽」は得られません。
打ちたいけれど、ここはぐっと我慢して、勝負を急がず、耐える事も肝要です。
我慢を続ければ続けるほど、チャンスボールは多くなり、自分のスタイルで良いショットも生まれてきます。
人から見ると、この2通りにそんな差は無いのですが、見えないだけに「快楽」との戦いは激しいのです。
「テニス中は、水分を摂るのを極力我慢して、練習後の一杯のビールを楽しむ」
この感覚と同類項であります。読み返すと若干マゾッ気を感じ、気まずいです。云々・・・
本日のメインお酒は「サントリーチューハイ DRY」。
初めて呑みましたが、後味スッキリで「休日のひととき」を感じれる事、うけあいです。
なんか村上龍のパクリみたいな内容になってしまいました。
では・・・
僕の一番好きなテニスプレーヤー アンリ・ルコント(仏)。
もうとっくの昔に引退してますが、この人のプレーは勝つことよりも
自分のショットに快楽を求めている気がして、気持ちよかったです。
何かにせかされている様なクイックサーブと
そんなに切ったらボールが割れちゃうよ!というマサカリスライス。
おまけに左利き。
調子のいい時は世界一強く、悪い時には中学生にも負ける。
そんなんで全仏オープン準優勝しちゃうんだから憧れて余りありません。
お茶目さん。